令和７年に高等教育質保証機関の国際ネットワーク（International Network for Quality Assurance Agencies in Higher Education：INQAAHE※）の隔年総会2025が東京で開催されました。

同総会の分科会において当機構は、中国教育部教育質評価センター (Education Quality Evaluation Agency of the Ministry of Education：EQEA）及び韓国大学教育協議会（Korean Council for University Education：KCUE）と共同で、「キャンパス・アジア共通質保証プロジェクト」の成果発表を行いました。

発表では、キャンパス・アジア発足時からの日中韓共同による質保証の取組や、共通質保証基準策定の背景、過程、基準の構成等について世界各国・地域からの参加者に紹介しました。今回は、プロジェクトの成果である共通質保証基準（2025年4月確定）を用いた初めての発表となり、質疑応答では基準の活用等に関する活発な議論が行われ、多数の貴重なご意見をいただきました。

また、５月16日に日仏の大学間連携の一層の強化に資することを目的として開催された、当機構、在日フランス大使館及びフランス研究・高等教育評価高等審議会（High Council for Evaluation of Research and Higher Education: Hcéres）の３機関共同主催ワークショップにおいても、当機構より、「キャンパス・アジア共通質保証プロジェクト」の成果発表を行いました。

なお、共通質保証基準の確定版はこちらからご覧ください。

※INQAAHE は、高等教育の質の評価、改善及び維持に関する理論や実践について、 情報収集及び情報提供を行うことを目的として1991 年に設立された国際ネットワーク。当機構は 2001 年 7 月より正会員として加盟している。

※発表の様子